2015年2月19日木曜日

平和以外、何もいらない・・ マネー原理プロから


         
 
              (NHKニュースから) 

中国が春節のころ、日本は春闘。
雪解けを前にした風物詩。多少はポーズもあると思う。でも、トヨタや新日鉄などの大企業が、率先して賃上げに前向きになる姿は、日本はアメリカとは違うという意思表示でほっとする。

そしてこの春節が終わり、中国人が日本にどれだけの経済効果をもたらすか楽しみだ。はっきり言って、たとえ尖閣をとられても、日本は中国に逆らうことはできない・・は、海外から眺めた率直な感想。それは西側先進国の多くは、うすうす感じているだろう。

そもそも覇権国家になる国は、当事者では決着しない紛争を終わらせる力がある。第一次、第二次世界大戦のアメリカがそうだった。ところが、リベラル化したアメリカは、自分からその負担の一部を返上しようとした

でもまだ世界にアメリカの代りはいない。プーチンは、昔のように、ロシアが半分を担うことを考えている。(プーチンが望んでいるは半分だけ?)しかしロシアにその力はなく、頼みは中国。

その中国も、総合力ではまだアメリカの5割程度か。でも大陸を共有する独仏は、中国がいずれアメリカと互角になる時代を想定している。となると、日本はどこまで嫌中でいられるのか。

そのような有象無象を含め、結局今の様々な世界の現象は、リベラルと保守の戦いが根底にあるようだ。

クリントン以降、先進国では圧倒的にリベラルが増えたといわれる。ビル・クリントンはソレを誇りにしている。だか2000年ごろから経済成長が鈍化すると、アメリカの二極化が始まった。

打開策としてブッシュが行った政策は、アメリカを更に二極化させ、中間層の疲弊につながった。イスラム世界も、過激派と穏健派の二極化を煽った・・(イラクと減税)

そして、行き過ぎた規制緩和の結果としての金融危機。オバマ政権に助けてもらったはずの米国の金持ちは、今度は保守思想に便乗し、強行さを増すイスラエルの保守派(多くは・・・・からの移民と)結託しているようだ。

リベラルだった中間層も、貧困層に落ちるとメディアに踊らされて一部は過激な保守思想になってしまう。このまま保守が勝てば、金融市場は・・・・・・・・・・・しかないだろう。逆にリベラルが踏みとどまれば、・・・・・・・・・・・・・(ある意味日本はこの分野で先頭だったが・・)

そんななか、まずは保守勢力が支配する今の議会に、リベラルのイエレンがどう臨むか。表向きは経済指標の議論。だが根底は、・・・・・・

そんななか、今日のNHKの7時のニュースの冒頭で、ウクライナの老女は強烈な印象を残した。
決して物質的に豊かそうではない老女は、「平和以外、何もいらない・・」と泣いていた。

年齢からして、老女はあの第二次世界大戦の地獄も見たかもしれない。一度の人生で、4THターニングを二度経験するのは悲劇である・・

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