2015年9月28日月曜日

アメリカへの説教







紀元後、10回程度しか起きていないないとされる、重要なユダヤの7年周期(Shemitah)とスーパー・ブラッド・ムーンの同時発生。ユダヤ教はともかく、あの大震災が、スーパー・ムーン直後だったことを、日本人は忘れられない。(スーパー・ブラッド・ムーンだけなら30年周期)

更に中東のイスラエルで、スーパー・ブラッド・ムーンのエクリプス(月食)が肉眼で観測できるのは史上初と言う説。説の真贋はともかく、イランが思い通りにならなかったタカ派イスラエル人の動向が注目される。

そんななかアメリカは過去例のない忙しさだ。史上初めてローマ法王がアメリカ議会で演説。TVで法王の後ろに写った下院議長ベイナーの様子がおかしかったが、翌日彼は電撃辞任した。

議長として法王を呼んだのはベイナー。一見強硬派だが彼は生粋のカソリック。カソリックがアメリカ政治でどんな立場だったかは、史上初めて「カソリック」として大統領選に挑んだケネデイーが、選挙戦ではバチカンの命令には従わない宣言を強いられたことからも想像できる。

そしてバチカンも、二代前のヨハネパウロ二世は、マサチューセッツの下院議員と神父を兼任したドライナン氏に議員か神父のどちらかを辞める選択を迫った。(ドライナン氏は議員を辞職)

このように、40年前は想像できなかったローマ法王によるアメリカへの説教。次世代の主役のミレニアルの多くは宗教へのコミットが薄れるなか、この国はどこへ行くのか全く予断ができない。

このあたりの詳細は直近のマネー原理プロ(神父さんと牧師さん)で解説した、可能性としてのジェブの苦境の現実化からも混沌としている。
      

          


その混沌の中のベイナーの辞任は、彼をしても共和党は纏まらないということ。共和党の名前は残っても、リンカーン前後からのGOPの伝統は終わりを示唆する。となると、そういうアメリカから独り立ちできない日本は迷子になる危険性はないのだろうか。

この重要なアメリカを見守る日本のマスコミは、同時に訪米した習金平氏の露出が減った、、(読売)。NHKは、安倍さんの時よりも豪華だった習金平歓迎のレセプションで、アメリカは日本よりも中国が大事なのか、、という切り口。

日本にいる世界のスパイたちは、安心して日本食を楽しんでいると思う。





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