2008年10月22日水曜日

ファイナンシャル パンデミック(金融感染爆傷)

たちの悪い風邪に気を付ける季節となった。興味本位で調べてみると、1918年~19年、地球の人口が12億だった時に5000万人が死んだ驚異的インフルエンザのスペイン風邪は、スペインではなく実は米国で発症したとの事だった。そして諸説あるが最も信頼できそうな研究者の本では発祥地はこのシカゴだったとの話には驚いた。(ボストン説もある)

第一次世界大戦で派遣された米兵からの感染で欧州で一気に拡大。スペイン王室の被害も大きくスペイン風邪となったとの説もある。いずれにしても、スペインが直因でないのに人類史上最悪のインフルエンザに自国の名前をつけられてもあまり騒がないところはいかにもスペイン人らしい。そういえば米国発のサブプライムで欧州で最初に経済が崩れたのがスペインだった印象だが、今回の金融危機は増殖したウイルスのようなマネーが世界中に影響を及ぼした点で後にはファイナンシャル パンデミック(金融感染爆傷)として伝えられるだろう。

そして、スペイン風邪が世界人口の4%を殺戮した事を踏まえると、このパンデミック(感染爆傷)の恐ろしさを侮ってはならない・・。

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