2011年9月21日水曜日

戦う国

ドイツで新しく生まれた海賊党。T-シャツにジーンズ、皮ジャン姿もいれば、見るからのオタク系も・・。何度でも言うが、ヒトラーは独裁下で生まれた人ではない。。稀にみるワイマール民主的憲法下、ナチスは9人の当選者で始まった。それが瞬く間に議会を席巻し、結果的に独裁者ヒトラーが生まれた。つまり彼を望んだのは同時のドイツ人。ならばこの海賊党がどうなるか。エンデイングが見えている金融の話より、よっぽどかわくわくする・・。

ところで、平和ボケと揶揄とされる日本だが、実は日本は常に「戦っている国」であると、今日はっきり理解できた。では誰と戦っているか。いうまでもなく、それは自然。地震 台風 猛暑 津波・・。日本は干ばつと竜巻以外の大自然の厳しさと年がら年中戦っている。そしてその事実をくくりだして今年ほど感じた事はない。ならば考えるべきは戦って何を得るかという事。おそらくそこに新しい国づくりのヒントもある。

例えば米国は建国以来ざっとみても次の対外戦争をしてきた。まず「独立戦争」そして直後の「米英戦争」、次は「インディアン」との戦い、更に「メキシコ」とはテキサスが独立をかけて立ち向かったのを援護した。そして国力が世界に躍り出たころに楽勝した「スペイン」。2度の世界大戦を経て、その後「朝鮮」から「ベトナム」「アフガン」「イラク」と続く・・(「インディアン」と「メキシコ」との戦いは北米大陸内だが当時の領土を超えていた)

こう見ると、勝ったといえるのは世界大戦まで。その後は勝ったと言いきれるものはない。そして上記も含めて圧倒的人的損害を出したのがCIVILWAR(南北戦争)という国内の戦争だ。ただそのCIVILWARでさえも、次の時代に向けて米国が飛躍する画期的な進歩を呼んだ。その代表が鉄道と電信技術。リンカーンは「戦場の人」ではなかったが、新時代の軍事的決定力は何かを知っていた。

そこで分散していた当時の鉄道を網羅する新線路網を構築、武器弾薬を送り込んだ。そして南軍が歴戦のツワモノが局地戦を指揮する戦い方をしたのに対して、リンカーンは軍事戦略の作戦の先頭に立ち、作戦本部で練られた命令をテレグラフを使って前線に瞬時に出した。つまり情報のスピードである。これは、ワーテルローでの英軍の勝利を伝書鳩でネイサンロスチャイルドが知った50年後の事だが、この後米国では鉄道が大陸を横断、20年後にはテレグラフがベルの電話になっていく・・。

では日本が自然との闘いから得るものは何だ。貧弱な個人的発想では、高床式新住宅、小型自家発電機、住居移動自動車。まあ何でもよいが、一番大切な進歩はハードではなくソフトの価値観だろう・・。

まあこのような想像にくらべれば、今の米国がすがるのかオペレーションツイスト???なんだそりゃ? ここは本当にあのアメリカだろうか・・。

















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