2012年4月27日金曜日

日本の相対性 <真マネー原理プロから>


小沢氏が無罪になった。裁判官は、原告の主張を殆ど認めながら、判決を無罪にした点が面白い。

以前ここで「4億円の経済大国」を書いた。読者から反響があった。米国では選挙を通し、結果的に金で権力を買うことは違法ではない。その金額はビリオンダラー単位だ。

ならば小沢氏を追い詰めるにしても、日本のGDPからして、4億円ではあまりにも空しいというのが根拠だった。

いずれにしても、検察側の主張を認めながら判決が無罪なら、裁判官の法の解釈に、相対性があったと考えている。

いうまでもなく今の金融市場は相対性が支配している。だから相対性優位’が揺るがない米国はなんでもできる。

今の米国経済のデカップリング論(米国経済は堅調という見方)、中央銀行としての秩序維持をFEDが止めても、ソレを攻撃するマネーの力が他に存在しなかったからだ。

同じ事を他の中央銀行がしたらヘッジファンドに攻撃される。なら米国の属国の日本は、日銀がある程度FEDを追随しても、今ならそれを国益につなげる事が可能だということ。

「4億円の経済大国」のコラムにはその意図もあった。

イスラムの絶対性や中国が米国を超えるのはかなり先だろう。その間金融市場は激しく振れても、それはボラティリィティのマネジメントを競うゲームの場でしかない。(負者は退場するが)

そして、米国の相対的優位をゆるがすのは米国内のマグマ。ソレが噴き出す確立は、日本の次の大地震と同じに考えている・・。

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