2011年11月8日火曜日

ジプシーは救国しない

http://www.gfmag.com/tools/global-database/economic-data/10396-household-saving-rates.html#axzz1d3HnKtj9

ヨーロッパの喧騒の中、実は地中海諸国は今も昔も貯蓄率は高い。恐らく、彼等は国家をというものがいかに流動的で信頼できないか、そのリスクを受け継いでいるのだろう。つまり現状の国家では、騒ぐだけ騒ぎ、わがままを言い、他国が助けてくれるならそれもよし。だが最後は自分で自分を守る。

ジプシーはヨーロッパで生活する移動民族だが、もともとはエジプトから来た人という意味があるらしい。ならば貯蓄は金貨か銀貨になり、甕に入れて地中海のどこかに隠してあるのかもしれない。

一方日本はどうだ。添付のチャートからは近年の日本の貯蓄率の低さは不気味。一昔前は極東の貯蓄率の高さは有名だった。ところが今は韓国も同じ傾向。これは米国の支配が強まる両国で、貧富の差が広がり、全体は貯金ができない状況が生まれているのだろうか。(誰か教えてほしい)

ただ貧しかった国内に居場所がなく、米国に渡った韓国人は強い。逆にこれまでは豊かだった日本から米国に着た日本人の多くは駐在員。比較にならない。

もともと日本と韓国は自殺が多い。では国家が破たんするといわれる地中海で自殺者が少ない現状をどうかんがえるべきか。牛に投資した人が7万人もいた日本。貧しさの入り口に立つ日本の大問題が一つ増えた。

いずれにしても、国家の枠組みを信頼しすぎると、自分自身が危ない時代が直ぐそこまで来ている可能性を感じる。TPPなど序の口。いよいよ羊の国にも覚悟が必要である・・。

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