2011年12月9日金曜日

盲信の本質(真マネー原理プロから)

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オリンパスの経営陣は間違っていたが、彼らにも会社への愛はあったことは分かった。だが結果がこうなった以上、その愛は盲目だったということだろう。

ところで、ここでは「盲信」という表現をよく使うが、ここでの「盲」は見えないという意味ではなく、寧ろ見えているがために自分流に解釈してしまうリスクをいう。これを続けていると「想定外」が必ず起こる。

そんな中、中国は野田首相の来日を拒否した。NHKはその理由を南京虐殺の記念日など歴史認識だとした。さすがにそんなバカな説明を信じる人は少ないだろう。

TPPに対しての日本の態度の影響がでるのはこれからとして、日本政府は米国内でTPPが話題にならないわけを即断(TPPへの参加)するまえに考慮したのだろうか。

似たような意味で、パールハーバーが多くの米国庶民にとっては想定外だったことを日本人は知る必要がある。今の日本は開戦までのいきさつを自分流に解釈し、一方的に反省している。だが根本的な見落がある。これも米国生活が長くなって初めて知った。

当時の日本は、米国を観るうえでルーズベルト政権だけを観ていたようだ。つまり米国の民主主義の仕組みに対し、ストラテジーを持っていなかったということ。

当時から最強国家の米政権の最大の敵は外国ではなく国内の世論だった。多少ぎくしゃくしたとはいえ、世論が日本と戦争する気などなかったタイミングで、日本から戦争をしかけたのは、日本政府は米国世論を利用するストラテジーを持たず(避戦に)ルーズベルト政権だけを観て自暴自棄になったようだ。

今の日本にも一億のアメリカ論がある。だが日本政府はオバマ政権を盲信し、一部庶民はネットに氾濫する陰謀論にマニピュレートされた状態に見える。いずれも正解ではない。

日本人は偏差値は高いので、メディアは国民を「盲」から解き放つことにもう少し注力してほしいものだ。





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