2011年12月13日火曜日

出直し不可能な人々 (12月8日の真マネー原理プロから)

真マネー原理プロから
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ところで、米国ではこの後コーザインが議会証言。これは後で嘘がばれると刑務所に直行する。彼は、顧客資金の流れについては知らなかったと言っているが、本当かどうか、彼の表情をみたい。一方本日はMFの資金の流れは、資金がロンドンに移ってから判らなくなっているとの話が伝わっている。

米英のルールでは大体において英国の方がゆるい印象。そういえば、米系時代の経験でも、Wストリートのビッグハウスは、ロンドンの拠点に関し、戦国時代に信長が三河から東は常に家康を信頼して任せていた時と同じようなマネッジメントをしている印象だった。

そもそもリーマンショックは、政治上の起源はレーガン、その後クリントンがゆるし、発生させたのブッシュ。市場のキープレーヤーはいろいろいるが、コアのモーゲージに関わったカントリーワイドのモジーロ会長が「いくらデタラメな商品をオリジネイトもしても、常に品不足の足りない状態だった」と回顧した先には、AIGロンドンでカッサーノがいくらでもCDSを引き受けた?からだったのは言うまでもないない。(2.7兆ドル)

逆にいえば、ルール上?CDSは主流でなかった米国で住宅バブルのサイクルが完結していれば、もっと早く食傷気味になり、崩壊していたかもしれない。今から思えばその方がよかった。だがそこに歴史的に世界の清濁を併せ飲みながら発展した ロンドンの存在が絡み、CDSで助長された後に崩壊。こうみるとMFの資金がロンドンに行ってからよくわからなくなるのはうなづける。

いずれにしても、これらすべてが大陸に波及したとして、個人的にはこの状況に金融は最早な解決策を持ちえいないと考えている。よってここでは歴史の摂理としての治癒を前提にするのだが、この治癒とは、米国がレーガノミックスと、ロンドンはビッグバーンの効果が世界にとって益だった当時まで戻る事しかない。つまり一旦すべてが94年前後までに戻り出直すことだ。

だが英米の金融と、金融がGDPを支える今の英米はその出直しを嫌がるだろう。その結果が世界のメキシコ化(貧富の差)か超インフレ。だがもし神の力が働き金融が出直しを受け入れれば、本当なら一人の勝ち組ができるはずだ。それは94年の株が今より高値の先進国の日本。ただ今の日本をみていると、米国の一部に更に同化することで、そのチャンスを自ら捨てる予感・・。





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