NHKでバス事故の特集をやっていた。安い深夜バスは便利だが、やはり問題も多い。そして竜巻の被害。こちらで竜巻の猛威を知ってから、天災に見舞われる日本も、竜巻だけはなくてよっかたと思ったが、そうもいかなくなった・・。
ところで、今朝はアメリカはやはり違うと実感する。まずCNBCは、ボロボロの欧州より、フェイスブックの上場を話題にしている。脇役として、バフェットとビルゲイツが花を添えている。バフェットはいつもように「一般の投資家は、日々の事に一喜一憂するな」と苦言。つまりそれは現象でなく、本質を観ろという事だが、ソレが出来たら皆がバフェットになる。
一方ビルゲイツは、後輩のザッカーブルグ評を求められ、「マイクロソフトとフェイスブックはやっている事は違うが、彼も長時間働くのが好きで、そのせいでハーバードをドロップアウトしてしまった。確かにそこは似ている。ただ一番似ているのは、ビジョンを持っている点だろうと言っていた。
ここも普通の日本人には難しい。ならば日本はアメリカを真似ていけないのか。個人的結論はイエス。だが真似るべき企業もある。その代表が「サウスウエスト航空」である。下にその紹介をウィキペデイアから抜粋した。
サウスウエスト航空(サウスウエストこうくう、英語: Southwest Airlines、NYSE:LUV)は、アメリカ合衆国テキサス州ダラス市を本拠地としている航空会社である。
1967年、エア・サウスウエストとしてテキサス州で設立され、1971年に3機のボーイング737を使用して運航開始した[2]。その後、航空自由化政策(ディレギュレーション)とともに自力で路線網を少しずつ拡大したことに加えて、いくつかの格安航空会社を買収することでも路線規模を拡張しており、全米に路線網を持つ大手航空会社となった。2009年の年間輸送旅客数は航空業界では世界最多となる約1億133万人である[3]。格安航空会社として知られ、後述するように徹底した人件費以外のコスト削減等が図られ、収益率は他社より高い[4]。1973年以来、アメリカの景気の動向に関わらず黒字運営を続ける[5]全米で数少ない航空会社の1つである。また、ポリシーの1つとして「社員第一、顧客第二」を掲げており[6]、アメリカの航空会社で唯一、アメリカ同時多発テロ事件以降もレイオフを行っていない大手航空会社でもある[7][8]。日本での一般的な知名度はほとんどなく[9]、格安航空会社の代名詞であることや機内サービスのピーナッツ、ユニークな客室乗務員などの断片的なイメージが言及されているに過ぎない[2]が、航空ファンや航空関連ライターからは「アメリカ最優良航空会社」[10]や「世界最強のLCC(ローコストキャリア)」[5]、「現時点における理想のエアライン像」[8]とも評されている・・
続きは下のウィキペデイアを参照。これは必読。そこには大変なバス事故を経験し、サービスと安全の限界点にどう挑むかが問われている今の日本に参考になる話がいっぱいある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%82%A6%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%88%E8%88%AA%E7%A9%BA
更に金融の立場から付け加えるなら、この会社は燃料費削減で、サービス産業の域を超えたリスクマネジメントの体制をもっていることを取り上げたい。先日同社のトレーデイングチームの特集があった。格安航空会社の地味なイメージの一方で、ここの人材はウォール街に劣らない精鋭がいた。彼等は市場で儲けることは仕事ではない。ヘッジだけを追求し、変動するオイル市場のコストを社内で吸収している。その達成率は80%にもなる。この点も、日本の輸出関連企業が、為替の変動をあきらめているか、ヘッジファンドのせいにするか、あるいは政府日銀に泣きついて点と大きな違いである・・。
いずれにしても、バフェット ビルゲイツ ザッカーブルグ、そしてサウスウエストには共通点があった。サウスウエストは、「運賃が安く、定時運航率が優れていて便数の多い航空会社なら成功する」と予測した[12]。キングと一緒にビジネスプランや運航パターンについて検討を行い[13]、店舗に備え付けの紙ナプキンに書きなぐった[13]。このときの紙ナプキンは、ダラスの本社に額に入れて飾られている・・(ウィキペデイアから抜粋)」という。
共通点とはビジョンである。無論そのビジョンが常に正しい保証はない。だが違ったビジョンがあれば、ソレを新しいビジョンが倒して米国はここまで来た。今朝は、欧州の話題をあしらっている米国に、日欧にはないビジョンのダイナミズムを感じる・・。
1 件のコメント:
『ユニークな客室乗務員」の例
http://youtu.be/fD-yyMzF8lI
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