2012年5月12日土曜日

大統領の聖域

さて、同性愛まで認めたオバマに不安を感じる。この不安は、同性愛に対するこの国の歴史と、大統領としての原理原則のバランスについて。

そもそも米国の大統領には同性愛者だったとされる人がいる。リンカーンの前任者のジェームズブキャナンである。彼は歴代大統領の人気調査では最低ランクの常連である。ただそれは彼が同性愛者だった?という理由ではない。低評価の背景は、分裂していく国家に(その後の南北戦争を指す)何もできなかったという理由だ。

ただしブキャナンは、大統領として同性愛を認めた記録はない。つまり個人の趣味と、大統領としての原則は区別していた。ところが人としては尊敬に値すると考えるオバマが、大統領としては原則の域を出てしまった。不安とはこの事。

今のオバマは自分で自分のグリップを握っているのか。もし選挙ために本末転倒になっていくなら、残念というより、不安だ・。


注:添付は5月10日の最新のオバマ/ロムニーの勢力。先週から変わったのは、オハイオに次いで重要なフロリダが、ロムニー優勢からニュートラルになっている・・。

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