2012年5月22日火曜日

笑う門には福来る(真マネー原理プロから)



これまで米国ではワシントン以外の都市でNATO会議が開かれた事はない。その慣例を大西洋に面していないシカゴが破った。そのせいもあり、シカゴの対応は異例ずくめだった。

CBOTのメンバーになって18年、今回ほど事前の警備が厳しかった事はない。こんな厳格な審査は現役大統領のブッシュがフロアーに来た時もなかった。それもこれも市長のラムマニュエル氏の剛腕からだ。

彼は昨年ニューヨークで発生した反ウォール街の運動が全米の都市に波及する過程でも、NYのブルーンバーグ市長が穏便に対応していたのに対し、最初に強権的に若者を逮捕した。このあたりはマニュエル市長の性格がよく出ていた。

一方で彼の友人、オバマ大統領も忙しい。G8からNATOまで、重要会議が目白押しだ。ただ添付写真を観る限り、平和な時代を享受したベービーブーマーが中心の先進国の政治の本質がうかがわれる。

キャメロン首相の無邪気な表情といい、チェルシー優勝を見つめるオバマ、メルケル、オランドの顔は、今の時代と、彼等がおかれている境遇の特徴がよく出ている。

週末、NHKでは一般向けにギリシャ問題の悲観論をやっていたが、本当に危機なら彼等にこの表情はありえない。つまり、今の先進国の結論は、最後は「 dont't worry be happy」である。

それにしても、週末の平幕優勝には驚いた。それは旭天鵬だけでなく、今年のチェルシーも「平幕」だった。

個人的には英国チームでは文句なくチェルシーファン。だが今年のチェルシーはプレミアリーグで6位。それもマンチェスターの2チームとはポイントで30点も離されていた。これでは平幕である。

そのチェルシーが、FAカップに続き、チャンピオンズリーグまで勝ってしまうのだから不思議だ。

既にモウリーニョの頃の圧倒的強さはない。では一体チャルシーに何が起きたのか。そこで出した結論は「人相」。笑う門には福来り。途中から暫定監督になったディマテイオ氏は「いい顔」をしている。

これで運気が変わったのではないか。ソレは、これまで大金を湯水のように使ってもチャンピオンズリーグを勝てなかったアブラモビッチオーナーが一番感じているはずだ・・。

1 件のコメント:

添え状の書き方 さんのコメント...

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。