2012年7月8日日曜日

空しい貢献

http://youtu.be/LTCwgvwrzOY


鳩山首相の時、米国の要請でアフガニスタン支援に日本は5000億円の資金を提供をした。2年前、米国がその金を使うとした記事をワシントンポストに見つけた。このブログではそのことを触れたが、取り上げた日本のメディアは皆無だった。

震災復興も半ばの今、日本は今回も2500億の約束。それはいいとして、日本に金を出させるために日本で会議を開いているのはみえみえ。また日本は米国の言うとおりアフガンにまた金を出すのが空しい。

国民はコレで増税をするという民主党政権に何も言わないのは不思議だ。もしかしたら、やはり何もみえていないのか・・。 


米国にとってアフガン戦争は11年目だ。いつの間にか米兵の死者も3000人に迫った。ソ連の轍を踏まないため、オバマは2014年に完全撤退を表明した。ただこのまま撤退しては、2003年、「敵はフセインのイラクではなくアフガンだと訴えた「オバマも格好がつかない。

そしてパキスタンもアフガンも表向きは米国に協力。だが先週も米国が訓練したアフガン兵の多くがタリバンに寝返ってしまった。やはり皆が米国が嫌いなのだ。

米国はこの戦争を負けている。そんななか、戦争が無駄ではなかったというパフォーマンスは必須。添付したHBOのドキュメンタリーは、その演出と現実の両面を隠さない・・。

一方で日本は真にアフガンに尽くしている。農業支援の青年がタリバンの銃弾で死んだのは記憶に新しいが、あの中村医師によるペシャワールの会の貢献は頭が下がる思いだ。

この日本の貢献を、日本人自身がもう少し意識したほうがいいのではないか・・。

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