2014年6月13日金曜日

 昼寝の後の喧騒 (本日のレター抜粋) 

   (マネー原理プロは7月より再スタートします)      

         

イラクで騒々しいが、今日重要なのは昨日カーニーのコメント。
英米の類似性から、米国金利も影響がでると予想。その場合、米株は添付の英国株チャートを参考に・・。(SP500は1915~1918が同じトレンドラインのサポート)                                                                                  

U.S. Weighing Direct Military Assistance to Iraq・・・

ところで、上は本日のWSJのヘッドライン。
1990年(第一湾岸戦争)2003年(イラク戦争)にも同じヘッドラインを観た。結局2014年にもまた出てしまった・・

CNBCのミッシェルカルーソーカブレラは、今は海外専門で飛び回っている。彼女はイラク問題で、日本や韓国やドイツ(西)を占領したときのように、米国は、イラク国内から不満分子が一掃されるまで、とどまって統治すべきだと言っていた・・。

日本と韓国はアメリカのシステム導入と米国流正義の移植の成功例。彼女は意見をはっきり言う共和党女性。個人的にはファンだ。だが、戦後に親が戦後キューバから移民し、自分より若い彼女にこう言われると、日本人としては何処か違和感・・ 

ベイナーに、オバマは昼寝でもしていたのかと言われたが、いずれにせよ、アメリカのプライドにおいても、バグダットまで陥落しては選択の余地はない。当然空爆はあるとして、オバマ政権はこの後のシナリオをどう考えているのだろう。

現状実質イラクとシリアの国境は消えた。昨年のようにアサドを敵とするシナリオでは、この地域を支配するアルカイーダを援助する構図。ではアルカイーダを敵とするなら、アサドやイランは味方なのか・・そして重要な友好国のトルコをどう助けるのか・・

この立ち位置の混乱の責任を共和党から攻撃されそうなヒラリー(ベンガジの延長で)。何度も言うが、アメリカの政治で一番重要なのは国内の敵をどう倒すか。その為に海外のキャラクターを利用する、ソレがアメリカの正義。フセインは、対イランではアメリカへの最大の協力者だった・・。

今は、ヒトラーのような大物もいなければ、パールハーバーや9.11のようなきっかけもない。ならばアメリカが国としての立ち位置が定まらないまま戦争を継続するのは、国内の不満を助長するだけ。

逆にいえば、このように中間選挙や2016年の見据え米国内が割れている間はプーチンや中国には有利。

ペンダゴンは、中国が台湾に侵攻するケースを想定している。そうなると、尖閣がこのまま無事なわけがない・・

http://www.defense.gov/pubs/2014_DoD_China_Report.pdf

自民党はこういう資料をちゃんと公開した方がいい・・


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