2011年5月28日土曜日

学術と仁術

もう一度TOOBIGTOFAILを見ると、一回目は気ずかなかった点があった。まずリーマンのファルド会長は、他のウォール街のトップとは異質な点が一つあった。それは彼はリーマン一筋だったこと。コレは人材の移動が激しいウォール街では異例。彼は30年以上にわたり、リーマンの花形コースを歩んだ。そのせいか、彼はリーマンの現実を受け入れるが遅れた。

JPモルガンのダイモン会長は、CITIを非情な形で辞めさせられてから浪人し、その後にシカゴのバンクワンで出番をまった。またカミソリの異名をとったジョンマック会長も、一度モルガンスタンレーディー-ンウィッターを追われた。ブランクファイン氏に至っては、勤めていたゴールド専門の商品会社がGSに買収され、その後頭角を現してGSへのトップにまでなった人だ。この事から、会社の現実を受けいるには、挫折や会社の外にいる(いた)経験が大事ということになる。

そして意外にヒーロー扱いだったのがジョンマック氏。ガイトナーNY連銀総裁(現財務長官)に「JPと合併せよ」と脅されたが、合併するなら「株は1ドル。従業員は60%解雇」と冷たくダイモン会長に言われると、血眼になって別の合併先を探す。そして彼は三菱を引っ張ってきた事で二万人の雇用を守ったヒーローになっていた。

金融をやっている以上この国の若い金融マンがこの人たちに憧れるのは判る。だが個人的にTOOBIGTOFAILで感動する場面はなかった。それよりも感動なら「仁」だ。前シリーズに登場した緒方洪庵の言葉を先ごろNHKが紹介していた。洪庵はこの心得をドイツから学んだらしいが、「仁術」という言葉は彼のオリジナルだろう。「仁術」。この言葉がこの仕事に必要ないのが空しい・・。



医の道は己のためにあらず
人のためのみ
出世や名誉を顧みず 
自分を捨て
ただ人を救うことのみを
願いなさい

不治の病の患者に対しても
苦しみを和らげ
一日でも長くその命を保つことに努めなさい

たとえ救う事が出来ない病であっても
患者の心を癒すのが 仁術というものです

学術に励むだけでなく
患者から信頼されるように
ならねばなりません

人々から
命をゆだねられるに値する
誠実で温かい人間となりなさい

                             緒方洪庵




2011年5月27日金曜日

死と資本主義の関係





冒頭の写真の人々は今週亡くなった人たちである。

上 <Huguette Clark>

彼女をここで紹介したのは、昨年日本で高齢者の行方不明が続き、遺族の中には不正に年金を請求していた事が世間を騒がせた時だ。物悲しい日本の現実と、NYの大金持ちの老人を対比させた。

彼女は、1920年代、ロックフェラーの次に金持だったクラーク卿の一人娘、ヒューガットクラークさん。70年代に最後に姿を観られてから、40年間NYの病院で暮らし、その間は謎の会計士以外に彼女を観たという人はいなかった。5番街の豪邸とカリフォルニアの大邸宅は時価200億円。ずっと空き家状態が続いた。ところが、別の別荘とモネ(絵画)を謎の会計士が売却、それをきっかけに警察が調査に入った。本日、彼女は104歳で亡くなったらしい。

同じ日、NYでは医療制度の改革を掲げた共和党候補が予備選で敗北した。オバマの救済策に怒り、中間選挙で共和党に入れた人々が、今自分への救済を削られる話にはNOを突きつけたのだ。

これで判った。なぜ2012年の共和党候補者の顔触れが動物園の様相なのか。もともと日本の自民党と民主党に大差はなく、政党の批判やマスコミの攻撃は小沢氏や管総理の個人が好きか嫌いかを煽っているだけ。米国も、ロンポールやギングリッチを支持するセクト集団を除き、真の共和党の政策を支持する人はもういないという事だろう・・。


中 <John Delaney>

彼は、2000年以降、ブッシュ・ケリーの大統領選などのノン スポーツイベントの未来予測を先物市場で立ち上げ、新たなビジネスモデルを作ったINTRADEの創設者ジョンデイラニー氏。彼は裕福になったにもかかわらず、エベレストに挑戦し、頂上を目前に43歳で死んだ。

当然死ぬ危険性は判っていたはず、それでもリスクを選んだのはなぜか。確かなのは彼が死ねば誰かが引き継ぐ。無謀ともいえる行為の裏で、彼も「命の価値は長さではない」と割り切れる人だったのだろう。

命をかけたリスクへの挑戦が過去の米国の資本主義の発展の裏にはあった。日本でも幕末から明治にかけての黎明期を支えた武士が、命の価値をその長さで測ったとは思えない。だから日本はそこから発展したのだ。ところが、現代はそもそも「死」を前提にしていない戦後生まれの我々が市場原理や資本主義を振りかざしてきた。実はこれは矛盾だった。自身の老化と世界のパワーシフトの中、この本質に今我々は直面している。ならば今さら資本主義のルールを議論している場合ではない。もっとほかの議論があるべきであるだ・・。

下 <Mark Haines>

仕事として10年以上ほぼ毎日CNBCを見続けた。あまりにも濃い女性陣の中、マークハインズの存在が、CNBCにもジャーナリズムがあるという最後の一線だった。突然亡くなったのは衝撃。エリンバーネットも去り、CNBCは本当に動物園になってしまう予感・・。



2011年5月25日水曜日

イチロー流ファインプレー

話題だった「TOO BIG TO FAIL」を観賞した。話が本当だとして重要な点を整理しておく。まず改めて2008年の金融危機の主役はリーマンでなくAIGだった事。そして英国と米国は金融危機に関して一枚岩からは程遠い関係だった事。そしてウォール街のトップは政権に救済を求めつつ、一方政権に全く敬意を払っていなかった事。(ここが日本とは違う)

映画ではバーナンケの出番は意外に少なく、ポールソンの独壇場、そこにガイトナーが絡む。まあ話題作だけに俳優の気合が入り、出来は良かった。そしてこのドラマが今一番参考になるのはこちらの金融市場関係者ではなく日本の管政権だろう。なぜなら、当時の衝撃は今の日本の震災に勝るとも劣らない。そこでもし管政権にアドバイスするなら、この金融危機でのAIG救済の道理を、震災後の東電と置き換えて政府は中央突破をはかるしかない。(恐らくそうなる)その過程でどうやって強引に結果まで持っていったか。そのお手本がこのドラマにはある。ただ観終わってふと思い出したたのは、昔イチローがどこかで言い放った言葉だ。

彼は言った、「普通の人には本当の超ファインプレーは判りません・・」ここでのファインプレーとは打球への反応ではないらしい。「次に何が起こるかの予想」。それによって守備位置を予め変えていると、丁度そこに打球が来てもプレー自体は平凡に写る。結局観客はそんな静かなファインプレーよりも派手なアクション、この映画に沿ってもっといえば、消防士が自分で火をつけ、自分で火消しの大立ちまわりを演じてヒーローにになるドラマに感動してしまうのである。

本来あの金融危機ではイチロー流のファインプレイが事前にあるべきだった。だが起こってしまったらどうするか。限られた時間の中で物事を決定するプロセスの参考がこのドラマにある。そしてAIGを救済するよりは東電を救済する方が道理にはかなう事を普通の日本人も知るべきである・・。




2011年5月24日火曜日

ブレるが負け

「鯨の町」太地町のNHK特集を観た。そして「人」はなんと愚かであるかを改めて感てしまった。ただこの場合の「人」とは登場人物ではなく自分のことだ。なぜなら、このブログでも紹介した米国人が造ったドキュメンタリー映画の「コーブ」を観た時、鯨(イルカ)漁が固有文化である事を理解した上で、それでもイルカを殺すのは止めた方がいいと思った。ところが、今回視点を太地町の暮らしの側から演出したNHK特集を観ると、止めるべきはシーシェパードだと感じてしまった・・。

情けない。なんと未熟か。こんな事ではここで相場を語る資格はない。その意味では先週紹介したHBOのTOO BIG TO FAILではいかにポールソン(財務長官)とバーナンケ(FED議長)を英雄扱いしているか興味深い。なぜならポールソンはよほど自分の描き方が気に入ったたらしく、脚本を観て自分を演じるウイリアムハートを別荘に招待して3日間も仲良く過ごしたという。(Wポスト)

そんな中で今日はイタリアの国債の格下げの可能性で株は荒れた。だが格付け機関の格付けなどはミシェランの星よりもあてにならない。あたかもそれが世界共通の真実のごとく評価するが、すべては恣意的な世界だ。そして相場での勝敗はその種の脅しに振らされた方が負けである。参考までに金融危機で有名になったCDS(破産保険)から観た国債の危険度上位を挙げておく。当然ながらここに日本の国債はない。つまり世界の投資家は日本が破産するとは思っていないのだ。

1ギリシャ  /1393 (BPS)
2ベネズエラ /1026
3ポルトガル /663
4アイルランド/662
5アルゼンチン/612
6ウクライナ /450
7レバノン  /350
8ベトナム  /305
9スペイン  /275
10クロアチア /264
11ハンガリー /260
12ルーマニア /228
13ブルガリア /203
14リトアニア /201
15イタリア  /161
16トルコ   /160
17ベルギー  /156
18カザフスタン/151
19イスラエル /147
20ポーランド /140
21ロシア   /136

一方でソブリンリスク(国家リスク)はその国の国民性が重要と考える人にはCDSは意味のない数値。例えば約束を守れなければ切腹した日本然り、同様にその土地に暮らす農耕民族のベトナムが楽天主義のスペインより上にあるのはおかしい。一方数値が高い楽天的南欧諸国(クラブメド)は、カネ余りの中で救済の枠(EU)が崩れない限りラスべガスのオッズの様なもの。更に農耕狩猟のハイブリッドの旧東欧の国民性からは、ジプシーの様なやり逃げリスクを個人的には感じる。

そして究極は米国。米国は昨年の収入が30億円のニコラスケージが20億で購入した投資様住宅の債務残高を戦略的破産を使い逃れられる国。ではこの仕組みが横行する今の米国のリスクは誰が背負っているのか。

結局金融は脅されてブレた方が負け。出来ないなら、同じテーブルで勝負してはならない・・・。



2011年5月21日土曜日

裁きの瞬間(THE JUDGEMENT DAY)



今日のNYタイムスの経済面一面には、「間違った投資を救済する資本主義」との皮肉なタイトルがあった。米国の事を言っているのかと思ったら日本の事だった。記事は東電の債務放棄を銀行に求める日本政府の姿勢の非難。バカバカしい。意見は様々だが、米国も全く同じ事をしているではないか。違いは金融危機と天災の違いだけ。米国は仕方がなかったというなら、日本の資本主義の姿を批判する事は出来ない。問題は、日本の場合、「クッション役」を強いられる銀行が米国の様な優遇をされていない事だ。邦銀はいまだバブルの責任を負わされたまま。でこれでは救済資本主義の新トレンドにも乗れない。

そして同紙にはもう一つ興味深い記事があった。経済面ではなく一面に堂々と載った記事ではなんと明日5月21日は旧約聖書で神が人類最後の日(JUDGEMENT DAY)に指定していると信じている人々の話だった。ノアの箱舟の話も含め、此処では旧約聖書の創世記の話は何度もしたが、この人々の原書の解釈では大洪水から7000年目の明日、神は人類に同じ仕打ちをすると予告しているらしい。

そしてこのグループの主催者が冒頭の写真の老人である。このグループは昔からあり、インターネットでは明日に向かってカウントダウンをしていた。ネットで世紀末をどう迎えるかを広めるために寄付金を集めており、これまでに集まったお金は50億円以上。ただその資金はラジオなどで思想を広める広告代に消えており、この老人が詐欺をしているというわけではないという。 (http://www.familyradio.com/index2.html)

ところで、もし本当に明日が人類最後の日なら、その瞬間人は何を抱きかかえているだろうか。この仕事からは米国人は株、ユダヤ人はゴールド、アラブ人はコーラン、フランス人は女(異性)、日本人は米債、ロシア人はボッカ、ブラジル人はサッカーボール イタリア人はワイン・・・といったところ。意外に難しいのが中国人と英国人だ。思い浮かばない。

そんな中、今日のテーマを聞いて少し前にこちらで新聞記事になった「インディアンの言い伝え」を思い出した。彼らが考える世紀末、インディアンは米国大陸を振り返る。「自分たちはバッファローを追い、その肉を食べ、女性を抱き、そして眠った。そこに白人がやって来た。白人は肉を食べないのにバッファローを殺し、政府を作り、お金を持ち込み(産業を興し)我々を追いだした。だが彼らは何も残す事はなかった・・」 

米国の歴史では、西部に白人が入植を開始した18世紀中旬、僅か15年でバッファローは6000万頭が70頭にまで減ったといわれている。鉄道による物資の輸送が可能になり、バッファローの皮が東部の産業支えたのだ。だがその裏で6000万頭の命を15年で70頭にまでする破壊は凄まじい。

白人は銃で簡単に撃ち殺し、殺した後は皮を剥ぐだけで肉は食べない。神聖なバッファローの無数の死体を前にインディアンは白人を呪っただろう。 この言い伝えにはそんなインディアンの怨嗟を感じる。(このあたりを知りたければアカデミー賞になったダンス ウイズ ウルブスが良い。)

では自分は世紀末の最後に何を抱えていたいのか。実は何もイメージはないが、あの大津波から命からがら逃れた人々が、がれきの中で探しているのが家族の写真だったのがヒントかもしれない。人と動物の違い。やはり最後は人として生きた証明がほしい。

それにしても冒頭のソシエテジェネラル社のローマのお金のチャートは素晴らしい。実はローマが凄かったのは、自分は滅んでも次を生んだ事だ。ならば米国よ、自分が衰退するのが嫌だからと言って、他を世紀末に巻き込むのだけはやめてほしい・・。 



2011年5月19日木曜日

資本主義の正体、(顧客レター)




明日はLINKEDINに加え、ロシア版GOOGLEの上場もある。中国にロシア、金融に国境はないならそのうちアルカイーダも上場できるのか。ただこの背景には競争に晒され地盤沈下が激しいNYSE、またこの株の上昇とは無縁に収益が低迷した引き受け部門の焦りもあろう。つまりこれらは「資本主義の焦り」(米国)や「未熟な資本主義」(中国・ロシア)が過剰流動性の中であぶりだされている様にも見える。そして今日は債券でも100年満期の地方債が話題だった。このように、投資家が見境なくが何でも買うようになる現象をバブルと呼ぶなら今がソレ。だがこの現象をバブルと呼ぶのはおかしい。なぜなら米国は意図してバブルを起こしている。だからこの現象はバブルではないと考えるべき。

そんな中こちらではリチャードクー氏が話題。上の図は彼のモノだが、FEDがバランスシートを膨らましても、ローンとM2伸びず消費は低迷する、日本型の流動性の罠に米国もあることを紹介している。ではこんな状態で堅調なこの国のGDPはどこからくるのか。そこは米国。グラフでの実態は日本と同じでも、ギャンブルとの批判を承知で金融は殺さなかった。ただこの実利は国民全体ににいきわたっているわけではない。コレが厄介だ。米国は戦略としては今後もQEを続ける事は可能。いやソレしかない。だがその副作用の政治リスクをどうするのか。それがこれからの相場の底流。そしてこの戦略の顛末は二通りの可能性。敢えてメキシコのようになるか、さもなくば州ごとの分裂だろう。ちょうどこの先週の5月12日は南北戦争勃発から150年である。2012年後は準備が必要か。

そういえば、ブログを整理してい発見した。2006年前後、「今日の視点」では米国の住宅市場が崩壊すれば、まず「市場原理」が終わり、そして「金本位制」が復活する可能性を触れていた(ブログ参照)。自画自賛だがここまでは当たっている。そしてその後は資本主義を標榜した先進国は「マルクス」に敗北するしていた。住宅市場崩壊のWARNINGで顧客に「資本論」を送ったのはその時だった。ならばここまでは米国の属国でよかったが、これから先は復興の難題に直面する日本はどうなるのか。米国追随の先がメキシコか、純粋な社会主義国家か、今から考えておくべきだろう。どちらも嫌なら新しい価値を考えるしかない。ソレは可能。なぜなら学問として~主義が生まれたのはせいぜいこの300年の話。日本ではそのずっと前から日本人が日本人として立派にに生きていたではないか。

そして日本が自分で信念を持って考え出した新しい仕組みには他国の揺さぶりも不要。ならばロンポールが大統領になるのが一番。そしてそれは米国が米国らしく復活する唯一の可能性である・・。






2011年5月18日水曜日

俳優の力





今から来週月曜日公開のHBOのオリジナル映画が話題になっている(写真)。タイトルは「TOO BIG  TO FAIL」。日本でも原書は翻訳されたが、2008年の金融危機の主役達を全員揃えている。特に主役どころのポールソン役のウイリアムハートやバーナンケ役のポールジアマッティは完全にハマっている。脇役もケーブルのオリジナル映画としては異例の一流どころばかり。いかにこのドラマに俳優が出たがったかが判る・・。

そういえば、この国では近代で最も評価された大統領が俳優だった。まあ民主主義ではリーダーの演技力は重要。ならば本来政治には俳優は向いていおり、その力を侮ってならないという事だ。その意味で日本では俳優が政治家になった例があまりない。「芸能人」という言葉はどこか差別的だが、日本人は実務を知る官僚出身の政治家に安心を求め、一方で既存の政治家の演出力に不満を言っている矛盾を感じる。

そして今の米国俳優の多くは民主党系。ただ共和党系でも現職の間は「隠し子を隠し通した」シュワルツネッガー然り、クリントイーストウッドの手腕も評価が高かった。そんな中、前回オバマを応援した有力な30~40代の俳優の「オバマ離れ」が激しい。その筆頭はマットデーモン。彼はイラクの大量破壊兵器をでっち上げたCIAと米国政府を現場の兵隊の立場で追及した「グリーンゾーン」でも主張を見せた。そして今、彼はウォール街の言いなりになってしまったオバマを強く批判している。

ただこの国において映画の本当の意味は自浄作用を演出することかもしれない。ウォーターゲートでの大統領の陰謀や、ケネデイー暗殺の真相においては副大統領まで犯人扱いする演出は、米国社会の矛盾を自分から曝け出す勇気を感じた。だが、冷静に考えると、「国家としての間違い」も映画にしてしまう事で、実は社会のガス抜きの効果がある事も忘れてはならない。その意味でこのHBOがどんな効果になるか。ウォール街を正すのか、あるいはこのまま許してしまうのか。注目したい。


http://www.hbo.com/movies/too-big-to-fail/index.html

http://www.hbo.com/movies/too-big-to-fail/index.html#/movies/too-big-to-fail/cast-and-crew/index.html