2010年10月19日火曜日

世代交代の市場原理

日曜日、日本からのスポーツニュースは良い教訓になった。ゴルフでは、やっと石川の時代が始まったと思ったら、もう既に別の新しい力の台頭があった。フィギアスケートでも男女ともに浅田真央の次の世代が始まっていた。そんな中でテニスの伊達の活躍をどう考えればよいのか。

伊達は伸び悩む日本選手だけでなく、海外の強豪にも勝っている。従って事テニスに関しては伊達選手をほめるべきか。そして今日こちらでは、タイガーウッズの離婚の代償が100億円と、予想より小さかった事が判明した。

常識からは妥当な金額。だが、タイガーの未来の収入に連動すると言われた慰謝料が噂より小さかったのは、あのタイガーの時代も終わりつつあることの証拠かもしれない。

いずれにしても成長のためには古くなったモノは去らなければならない。この万物の原則を受け入れられないのは先進国のベービーブーマーである。

米国も含め、先進国ではこの世代が物事を決める立場。自己否定はできない以上、彼等の救済を目的にした政策がこれまでの市場原理の常識からいかに歪んでいても批判は続かない。

だが、先進国の老化と新興国のエネルギーの逆行は、先進国が自己都合で処理するスピードを遥かに超えるマグニチュードで進むだろう。その究極の市場原理からは誰も逃れられない。





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