2012年3月8日木曜日

ヨーダとジャバザハット 真マネー原理プロから








共和党の予備選を今朝のNHKはトップニュースで紹介した。本戦ならともなく、他国の予備選をトップニュースで扱うのは驚き。そして、トップで扱うなら、もう少し正確にすべきだった。

リポーターは、戦後オハイオを制せず大統領になった候補者はいないとしたが、それは本戦のであって予備選にの話ではない。前回オバマはオハイオでヒラリーに負けている。

更に重要な事実は、今オハイオはオバマの救済で失業率は7%台まで下がっている事。つまり、今のオハイオが語るのは、このままいけば、オバマの再選は堅いという事である・・。(ただし同州は若者の失業率は二桁)

そこで日本がアメリカを知る上で参考になるキャラクターをスターウォーズから添付した。今の民主党と共和党、それぞの支配の違いは、ヨーダとジャバザハットである。

スターウォーズでヨーダは正義だが、得体のしれない陰の力より明快なジャバザハットを好む人もいる。そしてその二つの党は実質誰に支配されているのか。それがネタニヤフに寄り添う民主党と共和党の上院のドンの写真である。

争っているサントラムもロムニーも、ともにオバマ政権のイラン政策は弱腰と非難した。彼等がイスラエル(AIPAC)へつらっているのは全く同じである。

いずれにしても厄介なのは、ロシアや中国など、相手を警戒すれば、もう少し警戒の目で分析するが、日本は過去の歴史から米国を盲信している。誰かを盲信し、頼りきっている状態では、リスク管理や危機管理をいくら議論しても、それは形式にすぎない。

日本の首相として、米国との駆け引きを試みた最後の首相はが橋本竜太郎だった。その後米国の一国支配が強まる中で(米国と)駆け引きをしないのは結果的に正解だった。だが情勢は変わった。この情勢の変化に日本はどう対応するのか・・。

一方でつながっている金融市場では否応なしポーカーゲームは始まっている。日本と米国、この異質の二つの国が同じ土俵に乗っている事は既に勝負はついているのだが、国家戦略としては完全に同化するか(小学生に道徳でポーカーを教える)さもなくば中途半端につながってはいけない。

そういえば朝のNHKのニュースで、「2チャンネル」のサイトのオーナーと言われる人のアパートが紹介された。みすぼらしいものだった。先週米国では、創業以来、8年間全く利益を出せない口コミ評価サイトの「YELPが上場したが、日本では怪しい「2チャンネル」はアメリカならビッグチャンスだったかもしれない。

今の日本では、投資家に「ハコ」を見せ、株価を吊り上げると犯罪者になる。一方明るい未来を語るのが善の米国。玉石混合は米国の本質である。ただ度が過ぎると株は調整する。昨年5月もでたらめな会社の上場が続きその後株は下がった。

このように、資本主義と民主主義の清濁を合わせ飲み、死ぬ人もいれば、生き残る人もいる。生き残った人が経験を活かして次のトレンドを作ってきたこの国の歴史がどうなるか。純粋培養の今の日本にその本質が見抜けるだろうか・・。