このブログは終了しました。 日々のつぶやきはデイオブレコンに、 http://otakizawa.blogspot.com/ 解説はゴゴジャンTakizawa レター 今日の視点 明日の視点に移りました
2012年6月30日土曜日
日独同盟のすすめ
EUサミットを前に、ロイターのツイッターには、ユーロはドイツがいないほうがうまくいく、だから出て行くのはギリシャではなくドイツのほうだという投稿があったという。
ならばドイツがいないユーロを試してもらいたい。相場としては面白い。ドイツもこの人達を相手にするのではなく、もっと世界に目を向けるべきだ。ドイツと志を一緒にする国があるはず。
ふとみると、トヨタとBMWの提携はこれまでありそうでなかった日独提携。昔スズキがワーゲンと提携していたがトヨタBMWの提携は次元が違う。ならば国家間でも日独同盟をもう一度結んだらどうか。
いい加減、国連憲章でいまだに両国を敵国としている議論にも飽きた。二国にアレルギーがあるならトルコやインドを誘ってもいい。
日本とドイツがこの役をやってきたことで両国に実利があった事は承知しているが、メルケルの譲歩をドイツ敗北?といってよろこんでいる市場をみると、欧州は政治、サッカー、経済が同じ次元にあると感じる。
一方で米国の属国をやめる意思のない日本も、一旦は自己主張するタイミングに来ている。日本とドイツの同盟は、先進国がこのまま怠惰な方向にメルトダウンしないためにも必要ではないか。
そうなったら米国はどうでるだろう。米国が世界の主役でなくなるは恐ろしいと知りながら、個人的にはどこかで待ち望んでいる。そんななか今日のニュースではアジアにおける米国の影響の濃淡が明確だ。韓国では日本と軍事協定を結んだことは大騒ぎらしい。
これは米国の対中ロ戦略上の圧力だが、日韓の歴史からすれば、オスプレイ導入程度で済んでいる日本と比べ、韓国の現政権が取ったリスクは計り知れない。
米国は中国をイランオイルの禁輸協定から外した。中国にオイルを売れるなら、イランを兵糧攻めにする効果は限定的。オバマ政権はユダヤ票を取りに行っているだけだ。
ところで日本は米軍の新型ヘリのオスプレイを拒んでいる。だが米国では旧型の老朽化と機動力不足がずっと問題だった。イラクとアフガンで何人が犠牲になったか。極めつけはビンデイン攻撃。彼を仕留めたからよかったものの、2機のうち一機は途中で故障した。
確かにオスプレイは変な格好だ。なんとなく落ちやすいイメージがある。だがどんなヘリも落ちるときは落ちる。沖縄問題の本質はヘリの型ではなく、いつまでも駐留を続ける米軍が問題。
こちらのニュースで旧型ヘリでの犠牲を追ってきたので、沖縄県民が感情論で兵器まで判断するのは逆に危険が増すのではないかと心配になる。そこで冒頭のクリップの彼に登場してもらう。彼ならオスプレイの安全性を冷静に判断できるだろう。
この物体に米国は驚嘆した。何よりもこれだけの性能の物体が、市販の材料を使い8万円で出来しまうのは脅威。日本とドイツが組めばもっとすばらしいものが出来るはず。ソレを平和に利用するばよい・・。
2012年6月29日金曜日
主審のレベル (マネー原理プロから)
ところで今日の米国は歴史的な日となった。日本人からすれば国民皆保険のどこかが悪いか不思議だろう。保険はやり方によっては儲かる。だから民間がやっている。またオバマケアが企業が雇用を減らすという批判も精査すれば正解ではない。ではなぜここまで反対があるのか。
ソレは簡単。米国人は均一ではない。人種、肥満、同性愛、薬物まで、何もかも違う、一方でその自由は認められている。自由なら、結果は自己責任でなければならない。保険法案はこのバランスを崩すと考えられている。
怠惰な生活するのも自由。だがソレで病気になった人のコストをなぜ健全に生きている人が負うのか。政府による国民皆保険はこのコンセプトを受け入れられるかどうか。
日本は日本人の国だ。だから成立する。アメリカはアメリカ人の国だが、アメリカ人が何かは今もわからない。そして半分のアメリカ人はこの法案は違憲だと考えた。
にもかかわらず、この法案を合憲とした最高裁主席判事のジョンロバート氏(写真)。これまで最高裁の歴史的な判断は、概ね共和党と民主党のどちらの大統領に判事が指名されたのPARTY LINEだった。
ブッシュに指名されたロバート判事がスーパーパックを認めた事で、2年前、オバマ一般教書演説で彼を批難した。そのロバート最高判事が今回はオバマを窮地から救った。この意味は大きく、共和党には衝撃である。
もしかしたら、この判断は、サッカーでミスジャッジをした主審が、手心を食えてバランスを取ったのと同じだろうか。
いずれにしても、このロバート判事の判断によって、オバマとロムニーの試合の流れは振り出しに戻った。そしてそれは今会議をしているメルケル。また共和党に遠慮していたバーナンケにも大なり小なりの影響を与えるだろう・・。
2012年6月27日水曜日
米国スポーツ
昨日試合、選手も、観客も、そして審判も・・ みんなでインチキ。まあそれが米国スポーツのいいところ・・。
上はナイキがオリンピックに向けて開発した陸上短距離用スーツ。先日の米国のロンドン五輪男子100メートル予選でも数人が試していた。ナイキにょれば、これを着ると100Mで最大0.02秒の短縮が可能だという。こんなスーツがゆるされるのだろうか・・
2012年6月26日火曜日
97%の確率
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近年サッカーのぺナルテイーキックはより心理戦の様相を呈している。とくに欧州ではゴーリーの身体能力が格段に発達し、ゴールが決まって当然という雰囲気はない。
そんな中、昨日のイタリア・イングランドのぺナルテイー合戦は見ごたえがあった。この「あや」が観れただけでも時間内で勝負が決まらなくてむしろよかった。そしてなんといっても圧巻はイタリアの司令塔ピルロ。
そもそも彼は本能的身体能力中心の欧州サッカーで、頭脳で一流を維持している稀有な存在。カカがACからレアルマドリッドに移った時、もしピルロがACミランを去るなら絶対に取るべきだと言っていたが、そのとおり、今年ピルロは移った先のユベントスをリーグ優勝に導いた。
ところで、ESPNで試合の解説をしたバラック(元ドイツ代表キャプテン)つは、ぺナルテイーキックは、正面のキーパーの上半身エリアにボールをけりこめば、97%の確率で成功するデータがあるといった。だがその97%を信頼するかどうか。また簡単に見えて意外に難しい正面上方にどんなボールをけりこむか。キーパーとの駆け引きの中ではその判断が難しいといっていた。
そして3番手として先に登場したピルロと英国のヤング。彼らはこの正面キーパー上方を狙った。しかし結果は違った。 昨日は心理戦を制したものが勝負を制した結果となった。