近年サッカーのぺナルテイーキックはより心理戦の様相を呈している。とくに欧州ではゴーリーの身体能力が格段に発達し、ゴールが決まって当然という雰囲気はない。
そんな中、昨日のイタリア・イングランドのぺナルテイー合戦は見ごたえがあった。この「あや」が観れただけでも時間内で勝負が決まらなくてむしろよかった。そしてなんといっても圧巻はイタリアの司令塔ピルロ。
そもそも彼は本能的身体能力中心の欧州サッカーで、頭脳で一流を維持している稀有な存在。カカがACからレアルマドリッドに移った時、もしピルロがACミランを去るなら絶対に取るべきだと言っていたが、そのとおり、今年ピルロは移った先のユベントスをリーグ優勝に導いた。
ところで、ESPNで試合の解説をしたバラック(元ドイツ代表キャプテン)つは、ぺナルテイーキックは、正面のキーパーの上半身エリアにボールをけりこめば、97%の確率で成功するデータがあるといった。だがその97%を信頼するかどうか。また簡単に見えて意外に難しい正面上方にどんなボールをけりこむか。キーパーとの駆け引きの中ではその判断が難しいといっていた。
そして3番手として先に登場したピルロと英国のヤング。彼らはこの正面キーパー上方を狙った。しかし結果は違った。 昨日は心理戦を制したものが勝負を制した結果となった。
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