2014年4月23日水曜日

本末転倒の平和提唱


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140423/k10013960531000.html
「10年前、いじめを受けていた海上自衛隊の隊員が自殺したことを巡り、遺族が賠償を求めた裁判で2審の東京高等裁判所は1審が認めなかった自殺に対する海上自衛隊の責任を認めたほか、遺族に内部調査の文書を隠蔽したと判断して国などに7300万円余りの賠償を命じました。この裁判は、平成16年に海上自衛隊の護衛艦「たちかぜ」に勤務していた当時21歳の隊員の男性が先輩隊員からいじめを受けたあと自殺したことを巡り、男性の母親らが国などに損害賠償を求めていたものです。1審は3年前、いじめが原因となったと指摘する一方で、「自殺までは予測できなかった」として自殺に対する自衛隊の責任は認めずいじめ行為に対してのみ賠償を命じました。2審の裁判では内部告発をきっかけにそれまで自衛隊が「廃棄した」と説明していたいじめに関する内部調査の文書が存在することが明らかになり、改めて自衛隊側の責任をどこまで問えるかが争われました。
23日の判決で東京高等裁判所の鈴木健太裁判長は「男性は亡くなる1か月前から自殺をほのめかす発言をしていた。上司らが十分調査をしていれば、被害の内容や自殺まで考え始めた心身の状況を把握できた」と述べ、自殺を防がなかった自衛隊の責任を認めました。そのうえで「遺族に裁判の重要な証拠となる内部文書を隠蔽した」と指摘して、遺族の訴えを全面的に認め、国などに1審を大幅に上回る7300万円余りの賠償を命じました・・・。」(NHKニュース抜粋)

同年代の子を持つ親として、親の気持ちはわかる。また組織として自衛隊の課題も浮き彫りになった。ただしこの判決は本末転倒だと思う。
この判決から感じる日本は弱すぎ。平和国家と弱すぎる国家は根本的に違う。弱い国がいくら平和を唱えても、弱い国が平和を守ることはできない・・。

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