2008年12月12日金曜日

<今日の視点>ゾンビ国家

メリルリンチ証券の看板アナリストのが朝からCNBCで妙な事を言っている。論理は正しい。だが、米国が日本の不況の後追いをしている可能性をお恐れる出演者に対して、彼は「日本程ではないが米国のバブル崩壊も日本と同じ・・・」だから我慢が必要と言っていた。

メリルを代表する彼の「米国のバブルが日本程ではない・・・」という表現を聴いては笑うしかない。全く逆だ。だからメリルは最早単独で存在していないのだ。また同席の別のファンドマネージャーは、日本は倒産すべき金融機関を存続させたとして当時の日本の銀行をゾンビ銀行と呼んでいる。この発言に対しても笑うしかない。なぜなら今の米国はゾンビ国家以外の何物でもない。

そしてそのゾンビ国家米国では、ゾンビ化政策に対する期待が驚く程だ。それは皮肉にも昨日発表されたオバマへの支持率が全てにおいて7割近い事でも証明されている。そう言えばゾンビ映画のパターンはどれも同じだ。増殖するゾンビ群から逃げ惑う人間。まともな人間が一人また一人とゾンビ化する恐怖をゾンビ映画は追っている。

私も米国できちんと借金を払いまじめに生きようとすると、最近はゾンビ映画と同じ恐怖を感じる。そしてオバマに熱狂するゾンビ化した米国人は自分が既にゾンビである事を知らないし、また認めてもいない。これでは早く自分もゾンビなった方がいいかもしれない・・。

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