2009年4月7日火曜日

金持ちの肖像

わざとボロボロの96年型のマツダに乗って登城するのは変だと感じた。なぜなら彼が大手ファンドにいた事は周知の事実、そこで5億円稼いだとしても何の不思議もない。むしろ当時の金融バブルからすれば、「サマーズ」のネームバリューからはもっと稼いでいてもおかしくないくらいだ。だが結局はこの白々しいさが彼のイメージを悪くした。第三次クリントン政権の弱点がそろそろ炙り出されるのではないか。万が一、UBSの隠し口座に政権関係者の名前でもあったものなら大事の途中でこの政権は崩壊するだろう。

ところでその昔は「英国にフランス風の家を建て日本人の妻をもち。」と続く金持ちを表現する有名なアナロジーがあった。だが最近は金持ちを表すアナロジーは以下の様になるという。「フランスで生まれ、英国で金融関係の仕事をする。そして銀行口座はスイスに持ち、本社はケイマンにある。・・」

今聞くと前者からは牧歌的な古臭さを感じるが、だが同時にどこかに本来金持ちが世の中で果たしてきた情緒感を残す。しかし後者は大器でもない人間が金融バブルの中でいかにはびこったかを感じさせる。ただ自分もそのおこぼれでここまできた事を考えればそろそろ潮時が近いという事か。今はその前にダウが10000まで戻る事を願わん。



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