2009年4月9日木曜日

視察団は東京へ

国際オリンピック委員会の視察団はシカゴから東京に移動した。彼らがシカゴに滞在した数日間のシカゴの天候は最悪。季節外れの雪の影響もあり、氷雨のミシガン湖は灰色だった。また紹介した市内の穴ボコ道は最早どうしようもなく、シカゴへのオリンピック招致の命運は尽きた様に思われた。ところが視察団はシカゴを褒めていた。社交辞令もあろうが、この状態のシカゴが本当に指名されるなら、それは候補地は最初からシカゴに決まっていたと判断せざるを得ない。そして視察のプロセスは公平をきすための行事という事になる。

元々の国民性と景気悪化の影響で膨大な資金援助を伴うオリンピック招致への国民の関心は米国が最も低い事は明らかだ。それをシカゴ出身のオバマの力ででなんとかしたいというのが地元の招致委員会の思惑だった。逆にみるなら、最高傑作の「東京」を擁しても日本が負けるなら、それは国連等国際会議での日本の位置づけも含めての世界に対する日本の影響力、存在力、政治力を本当に見直す時が来たという事である・・。





0 件のコメント: