ざっくり言ってこれだけの要因が重なれば今日の株は500ポイント安(ダウで)でも驚かなかった。ところが今日はあまりにも突発的材料が多すぎた。豚インフルエンザはともかく、ニューヨーク上空を不審な旅客機が飛び(後に大統領専用機と判明)、空軍機が並走飛行している映像はあのテロを覚えている人ならだれでも緊張しただろう。結局はそんな情報に振り回され株は寧ろ救われた一日だった。
では本日それ以外の重要な話とはなんだったのか。まずは金曜日発売のエコノミスト誌だ。その表紙は衝撃的だった。「GLIMMER HOPE?」とタイトルがついた表紙絵は、真っ暗な深海で微かな光に引き寄せられた魚の群れを待っていたものは大きな口を開けた提燈アンコウ。そして記事の内容は以前紹介した大暴落直前の高値から再安値をつけるまでの経緯だ。高値から安値までの1929年~1932年の期間、米株は今回同様に20%以上の回復場面が4回あったがその全てが本物ではなかった。だから今回も強気論を信じて無防備になるとアンコウが口をあけてまっているかもしれないと同誌は警告しているのである。 果たして今回はどうなるか。それを見極めるまではアンコウに食べられるわけにはいかない・・。
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