2009年5月13日水曜日

もう一人の国民栄誉賞

女優の森光子さんが国民栄誉賞になるという。そんな中で週末に日本のスポーツニュースを見た。そして彼女にも劣らない高齢の現役プレイヤーから衝撃的な言葉を聞いた。鈍っていた頭を殴られたような気分になった。自分の中ではその「彼」にも国民栄誉賞を挙げたい・・。

「人生では自分がいいショットを打っても変な所に行く場合がある。でもそこから一生懸命やらないと。」「なった所。行った所。病気になった所から自分を大事する。」「一生懸命やらないと自分が損だ」「行った所から一生懸命やる事をゴルフは教えてくれた・・。杉原輝雄」 (NHKのサンデースポーツの特集にて)

凡人は良いショットを打つために努力する事はできる。だが、せっかく良いショットを打っても自然を相手にするゴルフでは確かに結果的にボールが変な所に行ってしまう事がある。そんな時に凡人は運が悪いと嘆いて終わる。だから凡人と呼ばれる。まあそれでもいい。最近は運の悪さを人のせいにし、腹いせに他人を平気で傷つける人が多すぎる。

そんな中で今も杉原照雄は71歳の現役ゴルファーだ。60代から闘病中の癌は既にリンパ節まで転移した。だが彼は治療をするとゴルフが出来なくなると治療を拒否した。そうまでして貴重な時間を「戦う事」に捧げている。
私の中では彼も国民栄誉賞である・・。

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