添付は、NHKスペシャル「狂気の戦場 ペリリュー~“忘れられた島”の記録の原版。
昨年米国で放送されたドキュメンタリーだが、NHK特集はそのまま映像を使い、
日本人向けに、表現をやたらと脚色していた。
一方原版は、勝者として、事実を淡々と伝えている・・。
日本はこの時期になると、ひたすら命の大切さを叫び、戦争のドキュメンタリーを流す。
だが、そもそも狂気でない戦争などない。
その戦争を人類はずっとしてきた。
これからもするだろう。
事実、日本以外の国は、第二世界大戦後も、その真理を前提にしている。
皆同じように平和の中で人生を楽しんでいるが、真理からは目を背けない。
ドイツのような敗戦国、ロシアや中国のように日本の3倍の人が死んだ国も同じ・・・。
そんな中で、日本は8月15日を「終戦記念日」と呼ぶ。
だが本当は、8月15日は「敗戦記念日」とすべきだろう。
命の大切さという感傷論に浸りながら、
一方で、どこかでいまだに真実から目をそむける矛盾。
このままだと、無意識のうちに、同じ失敗へ進む可能性を感じる。
ジャーナリズムは、国民から「いいね」を貰うのが使命ではない。
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