2014年8月19日火曜日

敵英雄の恫喝

           


ガダルカナルで、隊長として3000人の日本兵の攻撃を撃退したジョン・バジロン。彼は3日間、3台のマシンガンを一人で撃ち続けた。生き残った彼は、ルーズベルトからメダルオブオナーを授与された。(最高勲章)

そして帰還命令。彼は英雄として戦争債販売のプロパギャンダに利用された。ラジオでは女優と競演、セレブとしての生活が待っていた。しかし仲間と一緒に戦うことを選んだバジロンは、志願して戦場に戻った。

下の添付は、実話を基に、スピルバーグとトムハンクスが製作したパシフィックの1シーン。既に戦況は明白。勝利を確信する若い米兵は、日本と日本兵を馬鹿にする。その若い米兵達を、バジロンは恫喝する。

https://www.youtube.com/watch?v=1XBCumSQOnQ&feature=share

(英語のセリフ)
john Basilone: Slap a Jap…. So that’s what the enemy is to you, huh? A fuckin’ buck-toothed cartoon dreamed up by some asshole on Madison Avenue to sell soap? Well let me tell you something: the Jap I know, the Japanese soldier, he has been at war since you were in FUCKIN’ DIAPERS! He’s a combat veteran, an expert with his weapon. He can live off of maggoty rice and muddy water and endure misery you couldn’t dream up in your worst nightmare! The Japanese soldier doesn’t care if he gets hurt or killed, as long as he kills you. (in Evanson’s face): Now you can call them whatever you want but never, ever, fail to respect their desire to put you and your buddies into an early grave, IS THAT CLEAR?!
(日本語意訳)
オレが知っている日本兵は、お前たちがオムツをしている頃から戦場に立ち、武器を知り、蛆やシラミを食い、泥の中で何週間も耐える。そして、命をすててお前たちを殺しに来る。お前たちが奴らをどう呼ぼうが自由だ。だが日本兵の魂をなめてかかるなら、死ぬのはお前たちだ。判ったか・・・・


バジロンが本当にそういったかは判らない。ただ事実として、太平洋戦争時、日本兵一人当たりの物資供給は僅か700グラム。一方アーセナルオブデモクラシー全開の米国は、一人当たり4トンの物資を供給した。

参考<アーセナルオブデモクラーシー> http://marukano-gb.blogspot.com/2013/01/blog-post_25.html

この後、バジロンは硫黄島で戦死する・・。 

参考 https://www.youtube.com/watch?v=Dag5Umy37zQ

アメリカの庇護の基、平和に暮らしてきた今の日本人が靖国神社をどう考えるかは自由。だがそこには、700グラムの物資で、4トンの米兵と戦った日本人が祭られている・・。






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