2011年2月20日日曜日

アーティフィシャルの限界






まず添付した上の二つの写真はホワイトハウスが金曜日に発表したモノ。そして一番下は、タブロイド紙がその前日に掲載したアップル社のスティーブジョーブ会長と思われる写真である。タブロイド紙は其の日ジョーブ氏がスタンフォード大学の癌専門治療センターに入るところをすっぱ抜いたと報道した。そしてその写真をみたある医者は、映っている人間の余命は2か月とのコメントを出した。しかし翌日、政府はオバマが西海岸でハイテク関連会社のトップと会う事を報道、そこにジョーブ氏も来ると発表したのだ。そして皆が注目するなか、ホワイトハウスが発表した写真が上の二つである。

この写真を見て明らかなのは、オバマ政権はものすごい気づかいをしていること。写真はスチィーブジョーブ氏を入れているが、意図的に映していないようだ。(一枚目はオバマのすぐ左に座り乾杯の手をだし、2枚目ではオバマの肩越しに頭だけ見える)

これは本人に気を使っているのか、あるいはジョーブの健康を相場の材料にする株式市場に気を使っているのか判らない。だが政権がここまですることで米国の株式市場は今の上げ相場が保たれているのは確か。ただやはり痛々しさは隠せない。全体が上がる中で本日アップル株は大幅下落した。

ところで、米国内では政治家は仲良しごっこを続けているが、ウイスコンシンをみても、民衆には火が付いている。そしてその動きはオハイオにも広がる気配。このように、世界が騒がしい分、この国は不思議にアーティフィシャルにコントロールされている。だがソレはこの国の本当の姿(DNA)ではない。どこまで続けらるか見ものである。

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