そもそも「正しい事」と「よい事」は似ているようで全く違う話だが、米国に戻って早々「FEDの昨年の(帳簿上)利益が史上最高になった」との自慢を神聖だったあのFRBがしている様をみると、自分が再びデイズニーワールドに戻って来てしまった事を自覚せざるを得ない。だが「正しい行い」が常に「良い結果」を生むとは限らないのが人間社会とするなら、政治や経済は「正しくない事」をしても「良い結果」になれば合格点が貰えるという事。そして2009年の金融市場が示す通り、そのマネジメントは米国は日本よりも徹底している。だがその人間社会の原則も最後は神の意思が如く万物の原則の中では一時の現象面に過ぎない。2010年はソレが示唆され、2013年ごろにその結末を迎えるのではないか・・。
ところで帰国早々興味深いニュースがあった。いうまでもなくマサチューセッツ州は民主党の総本山。2つの上院議席と10の下院議席の全ての国会議員の議席を民主党が押さえ、また州知事や州議会の過半数も民主党である。そのマサチューセッツで19日に故ケネデイー議員の後任を決める特別選挙が予定されている。民主党は現職の州司法長官の女性を担ぎ、共和党は州上院議員の男性が立候補した。そして昨年末までの支持率は民主党の候補者が一貫して二桁の安定的リードを保っていた。ところが先週末の調査ではそのリードが急速に消滅。中には支持率が並んだ調査まで出ている。19日といえばバーナンケの承認のデットラインでもある。日本滞在中は全くそのニュースは入ってこなかったが、新年に入っても同じような話題しかないこの国では19日前後に今年最初のショックが待っている可能性あり・・。
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