2009年2月4日水曜日

衣食たって礼節を知る

結局戦後自民党政権が守った日本とは一体何だったのだろうか。本日日本のニュースが伝えた「強盗して逮捕されれば雨風がしのげて飯が食える」という派遣の職を切られた男が刃物を持って強盗に入り、逮捕されてから警察で語ったこの言葉の意味は重い。

「衣食たって礼節を知る」という言葉があるが、そもそも日本は米国の真似をしながらマネをする以上は一番重要な性悪説を前提にした社会基盤の整備を怠っていた。結果無防備なモラトリアムが生まれ、市場原理と性善説という相反する要素が共存する不思議な時代が続いた。個人的にはこの感覚は日本特有の節度からの良識と考えた。だが実は違ったかもしれない。

豊かだと錯覚した社会の背骨はこれほど脆いものだったのか。結局は三島由紀夫が憂いだ通りになりそうである。日本は外から攻撃より内部崩壊が先かもしれない。ヒラリーが日本に立ち寄る事に胸をなでおろしている日本。これでは中国どころか朝鮮民族にも絶対に勝てないだろう・・。


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