2009年1月30日金曜日

金融マンは賢いか。

日本でも米国でも一般的に金融を扱う人は普通の人より賢いと思われ、また本人たちも賢いと考えているかもしれない。確かに有名大学卒が多いのは事実だ。だが、本当に彼らは賢い人々だろうか・・。

メリルに続きバンカメやCITIの一般社員のボーナスも明らかになり始めている。「一般社員に罪はない」という意見も本人たちからは聞こえるが、普通に潰されてしまう他産業の一般社員と比べればその悲鳴は筋が通らない。また、少なくとも「金融」や「相場」という変動やリスクを扱う会社に入った以上、自身にどんなリスクがあるか。そんな事さえ認識せずにこの様な泣き言が通るとすればおかしな話だ。そしてそのような「先を見通す力のない人々が集まって先の事を語る」のが今の相場である。実はこの実態が究極の反市場原理である。恐らく、大きな意味では金融を取り巻くこの矛盾が矯正されるまで本当のあく抜けは終わらないだろう。そしてそれがいつになるか。私には判らない・・。

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