昨日のオバマ大統領の声明は見事な内容だった。株が上がる事と経済が正しい方向にある事を区別し、国家が繁栄するという事は金融機関がステロイドの力を借りて株価を幻想的に上昇させることではないと言い切った。
そしてその過ちをしてしまった今は時間をかけてもう一度米国を正しい方向に導く事が自分の使命であり、米国民にその目標に向かって忍耐と協力を語りかけたのである。しかし、日本人の私は感動したが、この国の反応は今ひとつである。なぜならそれは国民にとって苦しいからだ。
最早目標を失ってしまったこの国(米国)については何も言う気になれない。そんな事より日本だ。昨日も述べたが、日本の政治は指導者に恵まれなくなって久しい。また官僚も経営者も米国流を早く学んだ者が勝者として扱われる時間が長すぎた。
そんな中でWBCを優勝に導いた原監督が名言を残した。「正々堂々と世界のつわものを相手に世界一になって日本に戻ってくることができました。気力と粘りの日本力(にっぽんぢから)を見せつけて勝てたことに、監督として誇りに思う・・」
原監督は「日本力」と言う言葉を自然に使ったようだが、彼のスピーチは昨日のオバマの呼びかけに匹敵する見事なものである。この言葉が国民に届けば、様々分野で日本は復活できるだろう・・。
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