2010年2月23日火曜日

ミラクル再現?

まず訂正しなければならないのは、米国が冬季五輪の伝統競技で弱くなっていると評価した事。ここまでのところ、その見解は当っていない。ただ勝っている人も日本のジャンプ陣と同じで過去の名前ばかり。金のかかる冬季スポーツのすそ野は米国でも広がってはいない。その中では昨日のアイスホッケーのカナダ戦は盛り上がった。中には80年のミラクルオンアイスの再現と騒ぎだした人もいる。だが80年の試合を遠い日本でライブで見た経験からはその意見には同意できない。恐らくそれは米国人の希望の表れだ。なぜなら80年の「ミラクルオンアイス」はその後の米国の国力の浮上の転換点になった事が今では常識になっている。中国の台頭と景気低迷に苦しむ今の米国があの「奇跡」の再現を願っているのは心情的には理解できる。ただ経済分野の重鎮が集まるNABEの景気動向調査のあまりの軽薄さ(強気見通し)には驚くしかない・・。

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