2011年1月15日土曜日

民主主義と民主共和国の違い

NHKの新しい4回特集が始まった。初回は国際連盟脱退の真相。海外からの日本の中国侵攻の批判が高まる中、国際連盟を使って事態の打開を画策しながら、希望的観測と外務省と陸軍の対立から結果的に外国の信頼を失い、逆に予定していなかった国際連盟脱退を強いらた経緯を新資料をもとに検証していた。そしてこの時期の混乱を象徴したのが首相の交代。場当り政治に終始した結果、3年間で9人の首相が交代した。

ここまでで番組が何を言いたいのかは明白。NHKは民主党政権の混乱を見て、国民に過去の失敗例を紹介している。意図は判る。ただNHKには申し訳ないが、今の日本人はこの番組を見ても変わらないだろう。なぜなら、日本は戦争の反省からひたすら生命第一主義になり、バブルを反省してからはひたすら城に籠りきり。そして今国民は閉塞感の不満を言う。だが籠っているのは己ではないか。閉塞感を言う日本人はまず自分が狭いところを出る勇気を持っているか、自問自答するのが先だ。

そして日本がここまで米国一辺倒なら、米国の優れた点も真似てほしい。ソレは、「建国の父」が目指したのは単純な民主主義国家ではなかった事。ジョンアダムスは、「純粋な民主主義はそのままでは必ず自壊する」と断言している。

つまり建国の父が目指した米国は民主主義国家ではない。民主共和国である。アダムスは、選挙で選ばれた人間が国を治めるも、烏合の衆のでしかないマジョリティーに国家の決断を委ねる構造にしてはならない決意を示した。その時代と比べ、今の米国も衆愚政治への凋落は激しい。ならば本来日本は今の米国を反面教師にするのが理想。まあソレは無理としても、今の日本に必要なのは政治家やメディアが国民を叱りつける事だ。その勇気がない群れは役に立たない。


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