今週は不思議な週だった。オバマの一般教書では、骨抜き共和党から、今年この国の民主主義は「仲良し主義」になる気配を感じ、その妥協はホーニングが去ったFOMCに引き継がれた。ところが世界を見渡せば、永年中東問題で頼りになったエジプトのムバラク政権が国民の蜂起の対象になり、また民主化はとっくに終わっているインドでも、インフレと貧富の差でカレーの材料さえままならない現状に国民の過半数が怒り始めている。
そんな中で年老いていく国々には、国家の借金は膨らむ一方中央銀行によって刷られた金だけが溜まり、そのペーパーマネーの行き場をめぐって金融関係者がスイスの観光地でブランデーを片手に葉巻をふかしている・・。
米国も、2年前に金融危機を招いた金融カルテルの改革を掲げて大統領になったオバマがその金融に担がれてしまった今となっては、欧州で主流だった一部のサークルによる支配を米国もついに受け入れた印象である。
ではこれから米国と米国市場はどうなるのか。まずは海外の喧騒に対し、米国はその影響を受けるというより防御で固まるのではないか。つまり一見国家の安定性が際立つ。ならば一体株はどこまで上がるのだろう。
ただFACEBOOKやWIKILEAKの「ソーシャルメディア」の影響力はその米国もいずれは取り囲む。それは真実を知りだした米国の若い世代にも確実に浸透する。まあその前に米国が世界に貢献し続けるかあるいは元凶として禍をまき散らすか。まずはその顛末が先に来るだろうが・・。
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