上は最新のエコノミストの表紙。まだ記事は読んでいないが、デモクラシズムの悪い面(議会政治の悪癖)が露呈している今の西欧より、日本の方が安定しているという内容らしい。ならばついに天下のエコノミスト誌も、ノルウエーのテロリストと同じ事を言うようになったという事か。まあこれでドル円の60円台も近づいてきたということだろう。一方NYTIMESは、一面で立ち往生する米国議会と、国家が一丸となって節電に取り組む日本を並べて評している。戦前生まれの町工場の経営者は、WE ARE DOING THIS (節電)FOR JAPANといったことが、NYタイムスの記者には響いたようだ。
週末、ジョージクルーニーの「THE AMERICAN」を観た。ネットで調べると邦題は「ラストターゲット」。ちょうど今公開中らしい。映画としてはまあまあ、三ツ星は妥当だ。主人公の役柄は、人としての弱さが出てきてしまったゴルゴ13を想像すればよい。こんな役にクルーニーはよく合う。そしてこのタイトルには、舞台と登場人物が全て欧州(イタリア)の中で、「アメリカ人とは何か」を浮きだたせる意図があった。重要な役柄の神父が言う。「君はアメリカ人か、歴史の浅いアメリカは歴史から逃れる事が出来る(ESCAPE FROM HISTORY) だが我々は歴史から逃れる事は出来ない・・。」
sys draw buying amid weak data, -1% June new home sales, and -1 July Richmond Fed mfrg index vs. 3 June, but also slightly higher 59.5 July Conf Bd Consumer Confidence, as some noted market focus -- amid Capitol HIll for this moment on debt/deficit talks -- now turns to fundamentals and speculation that economy will remain weak. Earlier also there had been speculation about foreign buying in Tsys this morning
真実はともかく、この危機をきっかけに金融の大資本化(TOO BIG TO FAIL)が促進されたのは事実だ。なによりもFEDが誕生した。そしてウイルソンの時代が終わるとハーデイング クーリッジ フーバーの共和党の大統領が連続して登場。これが20年代だ。この時代は世界大戦後の復興外需と国内の規制緩和で米国の景気はすこぶる良かった。だが一方で米国はデタラメになりすぎた・・。
ESPNの解説は、彼女のことを National Treasure (国の宝)と呼んだ。少し大げさ。正直最初はそう思った。ただその彼女のミスで先取点を取られても、ナデシコは落ち着いていた。直ぐに同点。そのまま迎えたハーフタイム、前回の米国ナショナルチームのキャプテンで今回ESPNで解説を担当した女性は〝米国の決勝の相手はJAPAN”と断言した。(これはこれで見事)そして〝誰もバルセロナのレベルになれない。でも今世界でバルセロナに一番近いのはナデシコJAPAN”と言った・・。確にナデシコはWBCを連覇の野球や上野が活躍したソフトボールとも違う。何が違うのか考えると、結論はキャプテンシーに行きついた。恐らく解説の彼女は、キャプテンとして米国を率いた経験から、体力で劣りながら次々に西欧のアマゾネス軍団を倒すナデシコのキャプテンSAWAを尊敬しているのだろう。そして彼女の価値は実は日本人の自分が一番気づかないのかもしれないと思った・・。
Section 4. The validity of the public debt of the United States, authorized by law, including debts incurred for payment of pensions and bounties for services in suppressing insurrection or rebellion, shall not be questioned. But neither the United States nor any State shall assume or pay any debt or obligation incurred in aid of insurrection or rebellion against the United States, or any claim for the loss or emancipation of any slave; but all such debts, obligations and claims shall be held illegal and void.
さすが米国はノンリコースや戦略的破産がスキルとして横行する国。これまで日本の金融機関が「そうはいっても」との感覚で日本人の貯金を米国債に振り向けている危険性を何度も警告してきた。それを、FAITH VALUE RISKとしてここでも紹介したが、せめてこのブログの読者だけでも、普通の米国人のこの感覚が意味するところは知っていてほしい。