チャート的には「5月売り」のジンクスの正否は持ち越し。ただアップル社のスティーブジョーブ会長が、病気をおして、新商品ではなく態々新しいOSの発表に登場するという事で、市場では一気にハイブリットタブレット(携帯+ノートブック)時代到来への期待感が膨らんでいる。そこでアップルがいつものように勝ち組になれるかは別の話だが、住宅の悪材料に目をつぶれば、どんな時も買い材料に事欠かないのが株の本質でもある・・。
ところで、連休中日本のテレビ番組から衝撃を受けた。確かNHKだったが、視聴者から住宅のリフォームを公募、専門家に改築を任せる番組があった。ただこれはこちらで人気だったメイクオーバーシリーズのパクリである。
その米国ではアメリカンドリームが衰退し、持ち家へのインセンティブが衰退した。今日発表された指標(ケースシラー)にはそのSEA CHANGE(時代が変わる変化)が現れている。
結果 HOME DEPOTが閑散となり、この種のTVシリーズにも陰りが出てきた。一方そのタイミングで日本でこんな番組が始まったのはある意味では周回遅れジャパンの象徴か。だが内容は米国版と趣が違った。
米国版も部屋を豪華に変身させるところは同じ、ただ米国版がハンバーガーの中身を豪華にしていく発想なのに対し、日本版には狭い空間を快適に変えるかの拘りがあった。
またニュースでは住宅と新車がセット売られた話が紹介された。住宅にはソーラーシステムが完備し、車は電気自動車なのは当然として、驚いたのはこのコンビには昼間ソーラーシステムが造りだした電気を車に貯める機能を持たせたという。なんと、車庫の車は夜は住宅の巨大電池の役割をはたしていた。
9坪の土地に家族3人が幸せに暮らせる7坪の家を創造し、電気自動車を住宅用の巨大電池に転換してしまう日本の技術力。技術力の前にまず「減」への前向きな発想がある。
この日本人の気質をなら、節電も難なく達成してしまう予感。ただこれまで米国では、この日本の感覚は良いアイディアでもどこか「小人の世界」の話だった。
しかし限られた地球に膨大な人口増加が待ち構える時代を控え、日本が今取り組んでいる課題は時代の先端。もしかしたら、だから神は日本に試練を与えたのだろうか・・。
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