2008年8月28日木曜日

<今日の視点> 不正義の国の始まり

パキスタンの証券市場で決まった「下落禁止」を笑ってはいけない。米国の市場原理なども元々は幻影だったのだ。それはGSEの存在が証明している。そしてそのインチキが間違っていると思う事も歴史的には間違っている。なぜなら世界の経済史は徳政令やデノミなど、市場原理からすればインチキの裏技を繰り返してここまで成長してきた。世論は変えられる。要するに必要なのはそれらの超法規的処置を断行するための環境である。その必然の中で超ハイパーインフレや戦争が起きた。そして今またその環境は整いつつある。そしてソレを裏付ける出来事が昨日この米国でもあった・・。

昨日、LPGAが2009年から施行する予定としている新ルールがリークされた。それは「PASSABLE」の英語を話さないプレーヤー はLPGAの競技に参加できないというとんでもない原案であった。NYTIEMSで指摘されているように、この原案がLPGAに参加できる45人の韓国人(場合によっては日本人も)を対象とした明らかな差別ルールである事を疑う人はいない。

LPGAは現在視聴率の低下で収益が厳しい。PGAですらタイガーの欠場で慌てているというのに、期待されたミッシェル ウィーも不発に終わっている現在、殆どの大会の上位選手に韓国人選手ばかりが居並ぶ状況は耐え難いのは想像できる。そういえば冬季五輪のジャンプで日本がメダルを独占した後にルールが変わった例はあるが、ただこの国の歴史や成り立ち、そしてこれまでの国是からして、この様なあからさまな嫌がらせが起こるのは驚いた。時代と米国の信義も変わったのである・・。

いずれにしてもスポーツ競技は平和の象徴。ただ世情の変化はいつもこんなところから始まる・・。

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