2010年12月16日木曜日

今年の顔 (顧客レター)

今日上院を通過し、今週中に下院を通過するとされる減税パッケージは、日本の投資家はその詳細を見ない方がよいかも。なぜならこのパッケージはブッシュ減税の延長ばかりが話題だが、付随されたEARMARKも膨大なら、また所得減税以外、例えば5Mの価値を持つ住宅への固定資産課税の凍結など、これまで話題ならない「甘さ」がとんでもない量で含めれている。これだけの「甘さ」があれば、金持ちに元気が出ても当然だ。それをデフレ信仰の日本勢が米国債買いで支援する事は、冷静見れば自殺行為。さすがに日本の債券投資家も「米国がここまで自分に甘い」とは思わなかったのだろう。だが米国からすればこれが自分達は「絶対に日本にはならないと言う意思表示」。つまり日本は米国にとって悪のサンプルでありながら、その米国が日本をBAD SAMPLEとして踏み台にする条件(金利低下)をこれまで盲目的に支援してきた事になる。そしてこの構図に気づいた日本が反対を向く時、おそらく米国は今まで以上にFEDを使ってその流れを止めようとするはず。FEDは米債投資家がこれ以上ダメージを受けないために何でもするだろう。後はソレがWORKするかどうかである・。尚TIMES今年の顔は、FACE BOOKのマークザックバーグとなった・・。



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