2010年12月30日木曜日

北島三郎の紅白(顧客レターから)

米国の投資家に向けたアンケート調査で、来年の株式市場に対する予想で61%のファンドマネージャーが強気になっていると紹介されていた。この数字が6割を超えたのは最近では2007年の秋、その前はドットコムバブルがはじける直前だったらしい(CNBCより)。ならばこの調査は完璧なまでのネガティブインデイケーターではないか(予想を必ず外す)。だが、今回もその通りなるかは判らない。理由は、米国でも国が株を買い支える事が公然の事実になっているからだ。表向きフリーマーケットを言い続けるこの国でこんな管理相場がまかり通るのは誰も経験した事は無い。ならば来年の米株の新高値更新の話は可能性として否定しない。

そんな中、日本で北島三郎が紅白歌合戦に関してNHKに意見をしたというネット記事が目にとまった。「今の若い人達の歌もいいけど、この一年頑張ってきた50代以上の人が聴きたいのは演歌だと思う。生活の歌である演歌を大事にしてほしい・・」。サブちゃんのこの言葉を聞いてうなずく中高年も多いだろう。だが演歌をしみじみ聞いている世代が世の中の中心にいる間は、残念ながらいつまでたっても日本人が自分で1990年の日経平均の最高値を更新できると考える様にはならないと断言できる。そもそも日本のバブルとその崩壊を目の当たりにした筆者自身がそう考える一人である。

だが理論的にはその断定は間違っている。そしてその可能性を改めて感じたのは、今年のNHKスポーツハイライトを見ていてだ。この特集も然り、何かを成し遂げた人の言葉には惹かれるモノがあり、毎年この番組は楽しみにしている。今年は真央とキムヨナの激闘が再びハイライトされていたが、子供の頃の記憶を思い起こしても、日本のサッカーがワールドカップでベスト16に残り、またスタイルが良い白人の特権だったフィギアスケートで日本が世界でも屈指の最強国になるとは夢にも思わなかった。だが現実にソレは起こった。

ならば日経平均があの4万円寸前まで行った興奮が再び起こる事も否定できないはずだ。だがソレには過去の経験は邪魔かもしれない。なぜならみんながその気にならなければソレ起きないからだ。つまり、北島三郎の願いとは逆になってしまうが、恐らく彼が紅白から完全に引退した頃に現実味を帯びるかもしれない話ではないか。まあ「紅白」が後ろ向くか、前を見るか。来年のNHKの対応が見ものだ。



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